先手中飛車対策 角交換ミレニアム(9) 〜▲88飛の変化.まとめ〜
↓前回の記事
▲88飛の変化.1~.7をまとめます。
先手の変化として▲88飛を見てきました。
積極的な手段ですが、後手は正確に応じれば怖くありません。
まずは上図から△33桂が絶対の一手。
先手の速攻へのカウンターを用意しつつ、局面が落ち着けばミレニアムに組む狙いです。
対して▲86歩△同歩▲同銀の仕掛けには△55歩が手筋の反撃。
以下は8筋を明け渡して、△52飛や△45桂で5筋から反撃するイメージで行きましょう。
▲86歩に代えて▲66銀△21玉▲77桂には△32金で囲いを完成させておきます。
これで先手の強攻にも強く戦うことができます。
上図から▲85桂にも△55歩と反撃すれば後手が指せます。
ここから先手が自重すれば▲89飛△51金▲68金△42金右と進みます。
以下▲46歩には△74歩▲47銀△73桂▲38金△64角
▲75歩には△45銀
と仕掛けて、いずれも後手が十分の形勢となります。
後手はミレニアムの遠さを武器に捌き合うイメージで戦いましょう。
次回以降でテーマ図以下の攻防を見ていきます。
↓次回の記事
先手中飛車対策 角交換ミレニアム(10) 〜先手66銀型.1〜
↓前回の記事 https://west-shogi.com/archives/2006 テーマ図を再掲します。 上図から▲66銀と攻勢に出る手を見ていきます。 テーマ図から▲66銀 △33桂 (第2-1図) △33桂...
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