西村 駿– Author –
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序盤戦術
▲56歩 △34歩 ▲68銀
私が時折採用する序盤を紹介したいと思います。 「相振りに苦労している中飛車党」もしくは「角交換振り飛車をたまに指す居飛車急戦党」の方は一考の余地があるかと。 初手から ▲56歩 △34歩 ▲68銀 (基本図) 56歩に84歩なら76歩と突いて中飛車か向かい飛... -
棋書レビュー
「三間飛車藤井システム」を読んでみた
話題の新書「緩急自在の新戦法 三間飛車藤井システム」(著・佐藤和俊六段)を読んでみました。 一冊を通じて後手番で43銀型三間飛車に絞って解説しています。 構成は対穴熊編、対急戦編、対美濃編の三章に分けて手順を解説した後、最後の章で実戦を取り上... -
雑談
将棋×足湯とかどうよ?
将棋と◯◯を組み合わせて〇〇の部分で商業化できないかというのはずっと考えている自分の中のテーマです。 古くからあるのは将棋教室ですが、最近流行りの将棋BARの他に以前記事にした将棋居酒屋や将棋cafeなんかは工夫次第で売れるんじゃないかと思ってい... -
雑談
指す戦法を絞る
私は大学在学中にかなり棋力が伸びたこともあり、後輩から「どうしたら強くなれますか?」と聞かれることがたまにあります。 その時は「指す戦法を絞るといい」と答えています。 私の場合大学に入ってから約2年間、アマ二段になるぐらいまでは棒銀一本でや... -
雑談
右銀急戦が熱い
対抗形における先手番の急戦というのは選り取り見取りで、私も愛用している戦法があるのですが後手番となるとかなり話が違ってきます。 特に先手四間飛車の対策をどうするかというのはかなり悩ましいのですが、最近私が注目しているのが右銀急戦です。 右... -
雑談
菅井竜也先生
王位戦第7局が始まり、将棋ファンの皆さんは目が離せないところだと思います。 菅井先生について鮮烈に覚えているエピソードがあるのでその話をします。 菅井先生の地元岡山県では、お盆に菅井杯という大会が開催され、毎年賑わいを加速させています。 私... -
33金型早繰り銀
33金型早繰り銀(1)
角換わり後手番の秘策、33金型早繰り銀を考察していきます。 まずはその形をご覧下さい。 図の後手陣がそれで、その名の通り33金型に構えて早繰り銀に組んでいます。 図を見て「後手指しすぎじゃね?」と思った方は鋭い。 図の後手は1手得をしており実質的... -
33金型早繰り銀
後手番でいかに戦うか
先手番における勝率はプロの将棋で大体52〜53%だと聞きます。 アマチュアだと実際の勝率は気にするほどでも無いと思いますが、“主導権を取れるかどうか”で言うと全く話が違ってきます。 強い人だと「何でもお好きにいらっしゃい」と構えられるかもしれま... -
雑談
将棋BARがあるなら将棋居酒屋があってもいいじゃない
昨今の将棋ブームの影響を受けてか将棋の指せるBARが盛況のようです。 中でも梅田にある将棋BARは人気で、実際に行ってみた知人からの評判も概ね良好です。 確かに落ち着いた雰囲気のBARで、美味しいお酒を飲みながら将棋を指すというのは大人の嗜みという... -
棋書レビュー
「三間飛車新時代」を読んでみた
最近、三間飛車が熱い! 山本博志新四段も誕生したことですし、前からずっと気になっていた「三間飛車新時代」(小倉七段・山本当時三段の共著)を勢いで買っちゃいました。 筆者は純粋居飛車党ゆえ、振り飛車の序盤知識に関しては急戦定跡が少しわかる程...