【四間飛車対策】金無双急戦(4) ~先手46歩型.03~

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第0‐2図より(b)▲65歩を見ていきます。

当然ともいえる反発で決戦は免れません。

第0‐2図から
▲65歩 △77角成 ▲同飛 △53銀 ▲75歩 (第0‐6図)

△53銀と引くのは迫力に欠ける気もしますが、この銀は後に守り駒として働いてくれます。

第0‐6図では角を打つ一手ですが、どこから打つのが良いでしょうか?

第0‐6図から
△33角 (第0‐7図)

△33角と自陣から打つのが正着です。

代えて△88角も魅力的ですが▲66角と切り返されます。

以下△33桂は▲78飛△66角成▲同銀で切れ筋なので△77角成と飛車を取りますが、▲同桂と手順に跳ねて先手好調です。

以下△33桂には▲45歩と突くのが好手で、次の▲46角が分かっていても防げません。

本譜△33角とこのラインに先着するのが必須でした。

第0‐7図から
▲68角 △77角成 ▲同角 △33桂 (第0‐8図)

△33角に対する▲68角も受けの手筋

代えて「我関せず」と▲36歩と突いておく手も見えます。

以下△77角成▲同桂△79飛には▲66角で受かっているというのが先手の言い分です。

確かに上図となれば先手十分ですが、▲36歩には△22銀と1手ためるのが落ち着いた好手です。

これで後の▲66角が消えているので次こそ△77角成が来ます。

したがって先手は上図で▲68角と手が戻ることになりますが、この局面では▲36歩よりも△22銀の方が価値が高く後手が得をしています。

本譜△33桂の局面を再掲します。(第0‐8図)

ここから先手は
(1)▲36歩:桂頭を攻める
(2)▲55歩:角を捌く
の2通りの手段があります。

次回以降で順に見ていきます。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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