先手中飛車対策 角交換ミレニアム(14) 〜先手木村美濃.1〜

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テーマ図から▲46歩と突き、木村美濃に組む展開を見ていきます。

角交換の将棋によく出てくる囲いで、中央に厚みがあるのが売りです。

テーマ図から
▲46歩 △33桂 ▲47銀 △21玉 ▲38金 △32金上 (第3-1図)

先手は木村美濃、後手はミレニアムの形を作り上げました。

見ての通り、玉の堅さは後手にかなり分があります。

後手は攻めさえ繋がってしまえば、勝ちになる将棋です。

第3-1図から
(a)駒を前進させる▲66銀
(b)隙を作らずに待つ▲36歩
の2通りが考えられます。

第3-1図から
▲66銀 △74歩 (第3-2図)

後手は金銀4枚を囲いにくっつけているので右桂が攻めの主役です。

△74歩〜△73桂の活用を目指します。

先手は木村美濃に組んだ以上、▲55歩からの開戦は無理筋です。

第3-2図から(1)▲77桂 (2)▲65銀 を順に見ていきます。

第3-2図から
▲77桂 △73桂 ▲36歩 (第3-3図)

お互いに駒を進めましたが、上図まで進んで後手は全ての駒が活用できました。

満を辞して仕掛けます。

第3-3図から
△86歩 ▲同歩 △同飛 ▲87歩 △76飛 (第3-4図)

飛車先を交換した勢いで横歩をかっさらいます。

上図から①▲82角 ②▲79飛を順に見ていきます。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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