先手中飛車対策 角交換ミレニアム(11) 〜先手66銀型.2〜

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第2-6図を再掲します。

第2-6図から
▲57歩 △68銀成 ▲同金 (第2-7図)

第2-7図まで進んで後手の持ち駒は金1枚だけ。

先手陣も安定してすぐの攻めはなさそうですが、次の一手でぐらつきます。

第2-7図から
△59金 (第2-8図)

△59金と俗に迫るのが単調なようで受けにくい攻めです。

先手は金を持っていれば▲39金で簡単に受かりますが、銀角のため受け方が限られています。

▲58銀打は一見しっかりしているようでも△79飛成で金が助かりません。

第2-8図から
▲48銀 △79飛成 ▲59銀 △同龍 ▲58金打 (第2-9図)

本譜は駒損を避ける唯一の手順です。

対して△99龍と逃げるのは▲49銀打と鉄壁を築かれます。

この手番で寄せ切ってしまいましょう。

第2-9図から
△39銀 ▲18玉 △68龍 ▲同金 △28金 ▲17玉 △38金結果図

△39銀に▲17玉は△68龍▲同金△25桂で詰み。

▲18玉も△68龍と金を強奪して、△28金〜△38金と迫って結果図

次に△25桂or△28銀の寄せがあり、受けるなら▲26歩ですが、△29金と補充して次の△35桂が入れば受けなしです

先手は玉周りに金銀がいないので延命が望めず、結果図は後手勝勢です。

角交換ミレニアムでは最後に33の桂が寄せに活躍するので、細めの攻めでも繋がりやすい強みがあります。

第2-2図から(a)▲55歩は△58歩の反撃が厳しく、後手優勢となりました。

次回、(b)▲46歩△32金上▲55歩の仕掛けを見ていきましょう。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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