【三間飛車対策】金無双急戦(4) 〜先手67銀型.3〜

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第1-1図から(2)▲88飛を見ていきます。

第1-1図から
▲88飛 △73桂 (第1-6図)

(2)▲88飛は8筋を飛車で受けて、△86歩▲同歩△同飛の筋を防いでいます。

対して△66歩から動いていく手もありますが、じっと△73桂と活用しておくのが紛れが少なくおすすめです。

上図から▲68飛と回るのは(2)▲88飛がただの1手損となり、△81飛〜△65歩と攻めて後手優勢。

▲65歩と取るのも、△77角成▲同桂△79角▲89飛△46角成と馬を作って後手が指せます。

第1-6図から
▲47金 △66歩 ▲同銀 △64銀 (第1-7図)

▲47金と歩を支えて次こそ▲65歩があるので、後手はここで動きます。

△66歩〜△64銀がその手段。

向かい飛車に対する最も有力な攻めが「飛車のコビン攻め」です。

△64銀を起点に押し潰していくイメージでいきましょう。

第1-7図から
▲36歩 △65歩 ▲57銀 △77角成 ▲同桂 △22角 (第1-8図)

△65歩からの攻めは見えていますが、先手も直接防ぐ手段はなく、▲36歩より価値の高い手も難しい状況です。

△65歩から角を交換して△22角と打ち直すのが、対向かい飛車特有の手筋。

跳ねさせた桂と飛車を串刺しにして、先手は非常に受けづらい形です。

第1-8図から
▲68銀 △75歩 ▲同歩 △84飛結果図

▲68銀は唯一の受けですが、後手は桂頭を狙って攻めを続けます。

△75歩▲同歩△84飛がリズムの良い手順。

結果図は次の75銀〜△76歩が受からず、はっきりと後手優勢です。

第1-1図から(2)▲88飛には角交換から自陣角を設置して、先手の飛車を攻めるのが急所になります。

戻ってテーマ図から▲67銀と上がる67銀型は怖い相手ではなく、△65歩と仕掛けて後手があっさりとリードを奪えます。


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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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