金無双急戦(17) 〜先手56歩型.7〜

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第1-15図を再掲します。

第1-15図から
▲同金 △同桂不成 ▲62飛成 △同金 ▲39金 (第1-16図)

(ⅰ)▲57同金で部分的には角金交換ですが、81の桂が57まで躍進したことを考えれば十分お釣りが来ます。

△57同桂不成がまた金取りで先手の▲39金は仕方ありません。

後手は手番を活かして攻め続けます。

第1‐16図から
△69飛 (第1-17図)

△69飛とこちらから下ろすのが大事なところです。

代えて銀に目が眩んで△79飛は▲88角△76飛成▲11角成で先手有望です。

これは先手玉への寄せが遠のき、先手の大駒3枚がものを言う展開になります。

△69飛には▲77角とこのラインに据えたいのですが、そこで△44歩と突けるのが▲62飛成を△同金と取った効果です。

第1‐17図から先手の手段として
(α)▲77桂:駒を逃しつつ力を蓄える
(β)▲81飛:後手玉へプレッシャーを掛ける
を順に見ていきましょう。

第1-17図から
▲77桂 △49金 (第1-18図)

(α)▲77桂は左桂を活用して自然なようですが、結論から言うと疑問手です。

後手の攻め駒は潤沢ではないものの、△49金が盤上の飛桂を連携させる数の攻め。

対して単に▲58角は△39金▲69角△38金▲同玉△69桂成と根こそぎ取ってしまって後手勝勢です。

第1-18図から
▲同金 △同桂成 ▲58角 △68飛成 (第1-19図)

▲同金〜▲58角はこれしかない受けですが、△68飛成とこちらに成っておくのが冷静な好手です。

対して▲49角には△48金と打ってまともな受けがありません。

第1-19図から
▲49銀 △59金 ▲48金 △77龍 ▲81飛 △58金 ▲同銀 △24桂 (結果図)

▲49銀にも△59金と俗に絡んで、△77龍がぴったりの活用です。

後手の攻めは切れないので▲81飛と攻め合いを目指しますが、△24桂が厳しく後手大優勢です。

結果図から根性を出すなら▲47金打でしょうが、△76龍〜△79龍と自然に攻めていけば先手玉は近いうちに崩壊します。

何より後手の金無双が無傷なのが心強いでしょう。

第1-17図から(α)▲77桂は甘く、△49金からの一気の寄せが決まります。

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