【四間飛車対策】金無双急戦(16) 〜先手56歩型.6〜

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第1-1図から(b)▲36歩を見ていきます。

第1-1図から
▲36歩 △75歩 ▲同歩 △66歩 ▲76銀 △62飛 (第1-12図)

後手は(a)▲47金の場合と同じ要領で攻めます。

上図は先手の分岐点で①▲65歩②▲74歩に分かれます。

②▲74歩は58金型を活かした手で、47金型で▲74歩と突くと、△75歩▲同銀△67歩成で崩壊します。

第1-12図から
▲65歩 △86歩 ▲同歩 △78歩 ▲同飛 △73桂 (第1-13図)

58金型の利点は67の地点に効いていることと、陣形が低く飛車の打ち込みに強いことです。

一方で玉のコビンに弱点を抱えています。

上図から▲74歩も見えますが、△65桂▲73歩成△77桂成▲62と△78成桂▲52と△同金一直線に攻め合って後手優勢です。

以下▲82飛△42金▲64歩の追撃には△73角がぴったりの一手になります。

第1-13図から
▲68飛 △65桂 ▲66角 △同角 ▲同飛 (第1-14図)

①▲65歩と打てばここまでは一本道です。

47金型ではここで△57桂不成が必殺の一撃でした。

ただし本譜で△57桂不成と飛び込むと、▲62飛成△49桂成▲69龍で先手勝勢です。

以下△39角に▲37玉と逃げられるのが非常に大きく、先手玉が捕まりません。

後手は別の攻め方を考える必要があります。

第1-14図から
△57角 (第1-15図)

△57角と金の頭に放り込むのが、△57桂不成に負けず劣らずの豪快な一手。

飛車取りにしつつ△46角成を狙って、先手の(b)▲36歩を咎めにいっています。

対して先手は(ⅰ)▲同金(ⅱ)▲65飛の対応が考えられます。

次回以降で順に見ていきましょう。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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