先手中飛車対策 角交換ミレニアム(7) 〜▲88飛の変化.6〜

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第1-25図から(2)▲89飛 を見ていきます。

先手は仕掛けても反動が厳しかったので、駒組みを充実させて行きます。

第1-25図から
▲89飛 △51金 ▲68金 △42金右 (第1-34図)

後手は右金を寄せていき、金銀3枚のミレニアムを完成させます。

扇ミレと呼ぶことにしましょう。

△51金〜△42金右は繊細な手順で、△52金と比べると▲71角△72飛▲44角成の強襲筋に備えて、飛車の可動域を広げている意味があります。

上図まで進んで先手は隙がなく良い形ですが、先手番なので打開の義務を負っています。

▲78金〜▲68金のような待機策は許されず、何かしらの動きを見せる必要があります。

その手段として①▲46歩 ②▲75歩 を順に見ていきましょう。

第1-34図から
▲46歩 △74歩 ▲47銀 △73桂 ▲38金 △64角 (第1-35図)

①▲46歩は▲47銀〜▲38金で木村美濃に組む狙いです。

バランスに優れ、角交換型と相性が良い形です。

後手は右桂を活用し、△64角が決断の一着。

△35銀や△55歩、△86歩▲同歩△同飛を狙いにして局面を動かしに行きます。

戦いが始まってしまえば、後手の堅陣が活きてきます。

対してⅰ▲57銀 ⅱ▲65桂 を順に見ていきます。

第1-35図から
▲57銀 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲同飛 △同角 ▲81飛 (第1-36図)


ⅰ▲57銀は中央を厚くして、△35銀や△55歩に備えた意味があります。

後手は△86歩から飛車交換に踏み切ります。

▲81飛と先着されますが、怯まずに攻め続けます。

第1-36図から
△77角成 ▲同金 △65桂 (第1-37図)

角を切り飛ばして、△65桂が気持ちの良い活用です。

後手は駒損ですが、駒効率の良さと囲いの強固さを武器に戦います。

第1-37図から
▲66銀 △77桂成 ▲同銀 △49飛 (第1-38図)

△49飛と自然に攻めて後手好調です。

次に△35桂▲36銀△47金となれば食いつけるので、先手は受ける必要があります。

第1-38図から
▲39桂 △15歩 (結果図)

▲39桂の受けはこの一手ですが、そこで△15歩と端を攻めるのが決め手です。

以下▲同歩には△17歩▲同香△25桂

▲91飛成には△16歩▲18香打△17桂▲同桂△99飛成

にていずれも端から崩せます。

何と言っても後手のミレニアムが手付かずなのが心強いです。

△64角に ⅰ▲57銀 は△86歩から飛車交換をして後手が優勢です。

次に ⅱ▲65桂 を見ていきます。

第1-35図から
▲65桂 △86歩 (第1-39図)

▲65桂に△同桂は▲同銀の調子が良いので、△86歩と突いて桂交換を催促します。

対して▲同歩には△同飛▲同飛△同角が金取りになります。

第1-40図から
▲73桂成 △同角 ▲86歩 △35桂 (結果図)

手にした桂を△35桂と早速活用します。

対して▲36銀には△46角の飛び出しが絶好です。

木村美濃を上から削れば後手の44銀・33桂が攻め駒として働いてきます。

形勢以上に後手が勝ちやすい将棋でしょう。

△64角にⅱ▲65桂 も△86歩から戦いにして後手良しです。

次回で①46歩に代えて、②75歩を見ていきます。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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