先手中飛車対策 角交換ミレニアム(5) 〜▲88飛の変化.4〜

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第1-3図から(2)▲55同歩と対応する手を見ていきましょう。

第1-3図から
▲同歩 △56歩 ▲84歩 (第1-20図)

(1)▲84歩の変化と比べて、先手は1歩を手持ちにし、後手は1手早く△57歩成とできる計算です。

この微妙な変化より後手の選ぶ手も変わってきます。

第1-20図から△57歩成が自然ですが、これには▲75銀△52飛▲83歩成と攻め合われて困ります。

すなわち上図から△71金の受けには▲82歩が利きます。

これは先手が1歩を持っているのが存分に活きています。

第1-20図から
△同飛 ▲66角 △82飛 ▲84歩 △52飛 (第1-21図)

この場合は△同飛と取ってしまうのが勝ります。

対しては▲39角が厳しいという話でしたが、ここでは△57角の返し技が利きます。

今度は後手が1手早いのが活きた格好です。

先手は▲66角とこちらから打つことになりますが、再度の▲84歩に△52飛と回って角を目標にできます。

第1-21図から
▲83歩成 △55銀 ▲39角 (第1-22図)

△55銀で角に当てて気分は良いのですが、ここからが簡単ではありません。

後手は55の銀が邪魔をして△57歩成とできないのです。

△44銀と引くのは良い形ですが、これでは手得が手損になってしまいます。

▲77銀△57歩成▲72とと攻め合われて大変な形勢です。

攻め駒は引くのではなく、足していきましょう。

第1-22図から
△45桂 ▲77銀 △57歩成 ▲72と △51金右 ▲81飛成 (第1-23図)

△45桂が以前も出てきた跳躍、△57歩成を可能にしつつ先手玉の上部に圧力を掛けておきます。

先手もようやく▲72とを実現しますが△51金右が冷静な対応。

先手は持ち駒が桂しかないので、金銀3枚をくっつけておけば早い攻めはありません。

後手は確実な攻めで寄せに向かいます。

第1-23図から
△56角 (第1-24図)

ずしりと△56角が手厚い一着。

次に△47と刷り込めば銀を削れる上に△46銀の活用も見込めます。

代えて△56銀も駒を活用して自然ですが、▲46歩の勝負手を与えます。

第1-24図から
▲61と △42金右 ▲62と △同飛 ▲54桂 △52飛 ▲42桂成 △同金 (結果図)

▲61と〜▲62とは攻めるならこれぐらいですが、自然に対応して後手陣はびくともしません。

結果図まで進んで後手が勝勢です。

第1-3図から(2)▲55同歩にも△52飛からの5筋逆襲が成功しました。

戻って第1-2図から(a)▲86歩△同歩▲同銀の逆棒銀には△55歩が機敏で、(1)▲84歩 (2)▲同歩 のいずれも5筋から反撃した後手がリードを奪えます。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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