【四間飛車対策】金無双急戦(14) ~先手56歩型.4~

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56歩型基本図を再掲します。

基本図から
▲64歩 △46歩 ▲65歩 (第1−1図)

ここまでは早仕掛けと同じ手順

△65歩に対し(a)▲47金 (b)▲36歩 を順に見て行きます。

第1-1図から
▲47金 △75歩 (第1-2図)

桂を跳ねずに△65歩〜△75歩と攻めるのが本戦法の骨子です。

A.シンプル早仕掛けよりも1手早く仕掛けることで、先手に36歩+47金の形を許しません。

第1-2図から
▲同歩 △66歩 ▲76銀 △62飛 (第1-3図)

△66歩に▲同銀は△76歩でそれまで

▲76銀に△62飛と回れるのが金無双急戦の強みです。

第1-3図から
▲65歩 △86歩 ▲同歩 △78歩 (第1-4図)

△86歩▲同歩に単に△73桂▲66飛が好手

以下△同角▲同角△22銀▲74歩先手優勢です。

本譜の△78歩が必修の手筋でこれがないと攻めが繋がりません。

第1-4図から
▲同飛 △73桂 ▲68飛 △65桂 (第1-5図)

▲同飛と取らせて、飛車のいない6筋目掛けて桂を跳ね出して行きます。

△73桂▲74歩も見えますが、以下△65桂▲73歩成△64飛▲88角△87歩がぴったりの一手で後手優勢です。

第1-5図から
▲66角 △同角 ▲同飛 (第1−6図)

▲66角は当然で上図となっては、普通は振り飛車の捌け形としたものです。

ところがここまで後手の手の平の上、絶好の一手を用意していました。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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