指す将順位戦A級1組 2回戦 vsゆきさん(2)

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第6図を再掲します。

ここは先手も方針の決め所です。

まずパッと見える▲15金は△47角成▲同玉△69角で後手楽勝

対局中は▲25同飛△同桂▲33角を読んでいました。

対して△62玉が自然ですが、▲22歩成が厳しく後手苦戦。

△42銀▲11角成△26飛と進みます。

23に歩がいる都合でこの飛車打ちが受けにくいです。

以下▲38銀△28飛成に▲22歩成△19龍▲32と△28歩と攻め合ってどうか。

対局中は難しいと感じていましたが、冷静に見ると後手が指せそうですね。

△29歩成〜△28とを上回る攻めはないので▲39金打と埋めるぐらいですが、△26香の追撃が利きます。

感想戦でもこの変化は後手良しで片付けられました。

第6図から
▲36金 (第7図)

実戦は△25角に▲36金と打ってきました。

手厚い一手でこれもあるかなと思っていました。

一方で先手からの激しい攻めは無くなったので、後手としても駒得を頼りに安心して受けに回ることができます。

第7図から
△14角 ▲34飛 △32飛 (第8図)

▲34飛に対しては△42玉もあったところで、ここはかなり迷いました。

以下▲24飛△32玉▲28飛△22歩▲同歩成△同銀が一例です。

これだと局面が落ち着いて持久戦に進みます。

後手の角は生きて帰れそうなので駒得は確保できます。

一方で▲46金〜▲36歩〜▲35歩の桂頭攻めが分かりやすい狙いとして残り、後手が勝ちにくいと判断しました。

△32飛は飛車を右辺で活躍させようという意図で、本局で1番の好手だったかも知れません。

ここから先手の飛車を巡る小競り合いが始まります。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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