33金型早繰り銀(26) 〜角交換保留型.2〜

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第6-2図から先手が(a)▲46歩〜▲47銀と腰掛け銀に構える展開を見ていきます。

第6-2図から
▲46歩 △73銀 ▲47銀 △64銀 ▲56銀(第6-3図)

先手後手ともに、右銀をひたすら進軍させます。

後手が最速の攻めを目指すならと、先手も最速の受けを狙っています。

なお実戦では、途中▲47銀のあたりで▲33角成と交換してくることが多い印象です。

その場合は△同金と取り返して、33金型早繰り銀に合流します。

第6-3図から
△75歩 (第6-4図)

後手は当然ながら仕掛けます。

▲66歩が来る前に△75歩と仕掛けるのが33金型早繰り銀の絶対条件です。

居玉なんて気にしている場合ではありません。

第6-4図から
▲同歩 △同銀 ▲33角成 △同金 ▲77銀 (第6−5図)

8筋をまともに突破されては敵わないので、先手は▲33角成と交換するしかありません。

タイミングは遅くなりましたが、33金型の完成です。

第6-5図から
△42玉結果図

ここで保留していた△42玉を忘れずに。

代えてすぐに△86歩と仕掛けるのは▲95角の王手飛車があります。

結果図となっては33金型早繰り銀vs先手腰掛け銀の基本図に合流しています。

先手は▲24歩〜▲25歩と反撃してきますが、後手に分のある戦いとなります。

具体的な手順はこちらを参考にして下さい。

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第6-2図から(a)▲46歩〜▲47銀は一直線に仕掛けて、33金型早繰り銀に合流します。

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この記事を書いた人

徳島の将棋好き
"急戦で先攻する"が信条
33金型早繰り銀の開発者

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