金無双急戦(12) 〜先手56歩型.2〜

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基本図からもう一つの攻め方を紹介します。

B.81飛型早仕掛け
基本図から
△64歩 ▲46歩 △65歩 ▲36歩 △73桂 ▲47金 △81飛 (第B-1図)

一手81飛と待ってから仕掛けます。

飛車の横利きで61の地点を守り、先手の飛車成りを防いでいるのが直接の意味です。

第B-1図から
▲37桂 △66歩 ▲同銀 △86歩 ▲同歩 △65歩 (第B-2図)

以下は同じ要領で攻めます。

上図から(1)65同銀(2)57銀を順に見ていきます。

第B-2図から
▲同銀 △77角成 ▲同桂 △22角 (第B-3図)

65同銀に同桂では同飛とされて、61飛成こそありませんが後手からの厳しい手もありません。

角交換から22角と打ち直すのが部分的な定跡です。

上図からさらに(a)74銀(b)67飛に分岐します。

第B-3図から
▲74銀 △77角成 ▲69飛 △78馬 ▲66飛 △77馬 (結果図)

74銀77角成となった局面で61飛成とできないのが81飛型の効果です。

結果図以下69飛78馬で千日手、先手が避けることはできないでしょう。

後手で急戦を仕掛けた居飛車側としては、このタイミングでの千日手は大成功です。

第B-3図から
▲67飛 △86飛 ▲74銀 △76飛 ▲61飛成 (第B-4図)

77角成を受けて67飛には86飛~76飛と気持ちよく捌きます。

ただし81の飛車が動いたので、先手も飛車を成っての攻め合いになります。

上図で銀に目が眩んで74飛には96角で切り返されます。

第B-4図から
△77飛成 ▲73銀成 △同龍 ▲65桂 (第B‐5図)

77飛成とされて次は74龍があるので銀の処置が必要です。

63銀成同金同龍と駒損を避けるのは、以下62歩で後手を引きます。

73銀成~65桂と手番を握りながら攻め続けるのが終盤の考え方です。

第B-5図から
△62龍 ▲53桂不成 △61龍 ▲同桂成 △15歩 (結果図)

対する後手も考え方は同じ

62龍からの一連の動きで銀損をしましたが貴重な手番を得ました。

先手陣の急所である端を突っ掛けて結果図

駒の損得はなく互いに目一杯捌きあった格好です。

であるならば美濃囲いが活きるとしたものですが、37桂型に対する端攻めはかなりの迫力です。

また先手からの81飛には71歩同飛成44角の小技も効きます。

総合的に見て結果図はやや居飛車が勝ちやすいと判断します。

第B-2図から(1)65同銀は81飛型が活きて後手十分に戦えます。

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