1勝2敗で予選落ちでした。
各対局を簡単に振り返ります。
1局目 対ゴキゲン中飛車 負け
準備不足がもろに出ました。
最近、序盤の指し手で変えたところがあった為、今まで相手にしなくてよかったゴキゲン中飛車にされる可能性が出てきていました。
ところが、あまりにも実戦でやられないので対策を放置していたところ大会本番でやられました。
3手目25歩を活かすために角交換型にして迎えた下図。
ここで86歩が冴えない手でした。
次に85歩と出来れば大きいですが、すかさず64角と打たれました。
以下49飛21飛56歩44銀29飛55歩から戦いになりましたが、86の歩がかなり負担となっており作戦負けです。
64角は見えていたにも関わらず読みに突っ込みを欠きました。
序盤で模様を悪くして、勝負所でも踏ん張れず。
完敗です。
2局目 77金型早繰り銀 勝ち
先手番らしく最速で仕掛けました。
継ぎ歩で反撃されて迎えた下図の局面
ここで83歩が居玉を活かした切り返しです。
同飛56角は激戦ですがやや分があると見て踏み込みました。
実戦は62飛と我慢されましたが、88飛と回れては作戦勝ちです。
83歩の局面自体を用意していたわけではありませんが、類似局面を過去に研究していたので実戦で踏み込むことができました。
以下は暴れてくる後手の面倒を見つつ、薄みを突いて反撃して勝ち。
良い内容でした。
3局目 対先手中飛車穴熊
変則的な序盤だったため得意の鳥刺しが採用できず、仕方なく高美濃に構えました。
図は先手がやや強引に動いてきたところですが、上手く対応しないと形勢を損ねます。
ここで25金を発見したのは素晴らしかったです。
以下35銀には37歩同飛36歩があります。
実戦は25金以下37銀上52銀26歩24金28銀43銀と我ながら落ち着いた指し回し。
35銀から捌かれますが、右銀をくっつけたことと27の傷が出来たことで堅さが逆転しており、捌き合いは後手に分があるという判断です。
35銀から総交換して迎えた下図
ここで78角ではっきり良しでした。
実戦は迷った末に34歩38飛45角と進めました。
金取りが受けづらく、27銀と打てば飛車が取れそうなのでこれが一番早い勝ち方だと判断しました。
ところが68飛と指されて唖然
完全に見落としで、さっきまでのリードが吹き飛びました。
27銀から馬は作れたものの先手の左金が捌ける目処が立ち、穴熊も存分に生きる展開に
以下熱戦が続きましたが、経験値の浅さもあり最後まで穴熊が見えませんでした。
振り返ってみると準備不足もありますが、そもそもの実力が全然足りてないですね。
集中して指して、しっかり検討して、知っておくべき変化を掘り下げて研究する。
当たり前のことを当たり前にやるしかありません。
出直しです。
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