金無双急戦(15) ~先手56歩型.5~

↓前回の記事

第1‐4図から(2)▲69飛を見ていきます。

第1-4図から
▲69飛 (第1-8図)

(2)▲69飛には△79歩成▲同飛△86歩▲同歩△73桂と進めてみたくなります。(下図)

以下▲69飛なら△65桂と跳ねて前回の記事の変化に合流します。

ところが△73桂には▲74歩が成立します。

以下△65桂▲73歩成△64飛と進んだ局面で▲75銀があるのが前記事との違いです。

ここから△77桂成▲64銀と取り合った時に、飛車が78にいると△78成桂で後手優勢です。(仮想図)

ところが本譜では飛車が79にいるため▲64銀に△同銀と取るよりなく、▲77飛と捌いた局面は銀桂交換でも次の▲63と〜△72飛成が厳しく先手優勢です。

従って後手は▲69飛に△79歩成は選べません。

第1−8図から
△86歩 ▲同歩 △67歩成 ▲同飛 △79歩成(第1−9図)

△67歩成~△79歩成でと金を作ります。

これで後手の駒得が確定しました。

一方で歩切れで飛車も押さえ込まれているため後手からの早い攻めはありません。

先手の攻めの面倒を見つつ反撃を狙うことになります。

上図から▲22角成△同銀▲77桂と桂を逃がすのは、△78と▲85桂△33角で次の△77とが厳しく後手が指せます。

第1−9図から
▲74歩 △89と ▲22角成 △同銀 ▲73歩成 △同桂 ▲74歩 (第1-10図)

▲22角成への対応は常に悩ましく、互いに飛車を成り込むような展開では▲66角が攻防手になるので△22同銀が基本です。

本譜はそのような展開にはなりにくいので、玉を戦場から遠ざけておく△22同玉もかなり有力です。

しかしながら後の▲26桂に対する味の良い受け方がないため、本譜では△22同銀を採用します。

対して▲73歩成〜▲74歩が手筋で先手も桂を取り返す目処が立ちました。

第1-10図から
△72歩 ▲84角 (第1−11図)

と金を作られては後手必敗なので△72歩はこの一手です。

先手としても次の△99とで駒損が拡大するので素早く動く必要があります。

▲84角で馬を作り左辺を制圧する順を狙います。

第1-11図から
△99と ▲73歩成 △同歩 ▲同角成 (第1-12図)

今度は後手が忙しい番です。

▲64歩〜▲63歩成が来る前に手にした角桂香歩で先手陣を荒らしに行きます。

第1‐12図から
△66歩 (第1‐13図)

△66歩の叩きが第一弾

次回以降で第1-13図から(a)▲同飛 (b)▲69飛 を順に見ていきます。

続きます。

コメント

  1. 金ちゃん より:

    続き待ってます

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