将棋ソフトの勉強中

何から始めようかと迷っていたところ、本屋で「人間に勝つコンピュータ将棋の作り方」(監修・コンピュータ将棋協会)を目にしたので試しに買ってみました。

2012年発刊の本で、コンピュータ将棋の創成期から当時までの将棋ソフトの進化を歴史とともに振り返っていく構成となっています。

まだ読み進めている途中ですが基本的な用語はいくつか理解できたのでメモ書き程度に残しておきます。

min-max原理:これはわかった。局面探索の最も原始的な方法であろうし、自分のイメージとのズレもなかった。

αβ法:これも難しくはない。理解できた。

並び替え:この手の操作が行われていることは予測できたが、この操作の重要性についてはイメージと大きくズレていた。

実現確率:これは全くなかったアイデア。探索範囲の基準を手数ではなく実現確率にすることで人間に似た読みをさせる。「膨大な数のプロの実践例から学ばせている」というのは良く聞く話だが、そのひとつがこれと聞いて納得。

知らないことだらけ、勉強あるのみ。

ー本日の勉強ー
詰将棋 30問 棋譜並べ 1局 実戦 0局

将棋ソフトの勉強を始めます

将棋ソフトの発展は将棋界を大きく動かしました。

定跡の急速な変遷、形勢の可視化に伴う新たなファン層「観る将」の獲得、アマチュアによる序盤研究の信頼性の向上

数え切れないほどの恩恵を受けていますが、弊害も小さくありません。

特に「ソフト指し問題」と「評価値の神格化」は深刻な問題です。

前者については完全に解決することは不可能でしょうし、どこまで規制するのかをそれぞれの環境ごとに試行錯誤して決めていくしかないでしょう。

しかし、後者については世間の理解が深まることで解決が可能だと考えています。

今の段階で私が自信を持って主張できることは、評価値は局面に数値を与える関数であるが、それは「局面を変数とする一変数関数」ではなく「局面と探索局面数を変数とする二変数関数」であるということ。(厳密にはより多くの変数があるかもしれませんが)

即ち局面だけを載せて「この局面は+500で先手優勢」と主張するのは何の意味も持たないと言うことです。

当然ながら自分の理解としてその局面の評価値を知っておくことはある程度有用です。

それは自分が普段どれだけの探索局面数ないしは考慮時間を割いているのかを把握しているからで、言うなれば自分への信頼がその評価値の信憑性をある程度保証してくれます。

しかしこれを他者に主張する場合は全く話が違ってきます。

よくTwitterで「この仕掛けで先手が+300、ゴキゲン中飛車は終わっている」みたいな主張がありますが、これは先述した理由で全く意味を持ちません。

しかし現状はこの主張がまかり通っているように感じます。

そしてこの風潮が生み出す最大の問題がプロ棋士の権威の失墜です。

「将棋ソフトはプロ棋士を超えた」がスローガンのように唱えられ、プロの将棋は近年「最高峰として崇拝され手本とされるもの」から「レベルは高いがミスも多く評価されるもの」に確実に変わりつつあります。

このこと自体を悪いとは言いません。

ただ現在、YouTubeでプロ棋士の公式戦を1局まるごと解析して評価値を付けるような動画が大量にあります。

それも一手あたり2秒などという極めて少ない考慮時間で。

級位者が「羽生さんはこの手が良くなかった」などと言っているようなものですが、「評価値という絶対のもの」のもと、かなりの支持を得ています。

コメント欄には「ひどい将棋」「C2同士だとこんなものか」とまで書かれる始末です。

この現状はできる限り速やかに変える必要があります。

しかしそれをするには、今の自分は余りにも無知です。

これだけ偉そうなことを言っておきながら、「そもそも評価値って何?どうやって決めてんの?」と聞かれたら何も答えられません。

局面の探索方法や、最新の将棋ソフトは探索局面数に対してどの程度の信頼を置けるのかもわかりません。

将棋ソフトの勉強を始めます。

ー本日の勉強ー
詰将棋 20問 棋譜並べ 1局 実戦 0局
頭の休養日

将棋×足湯とかどうよ?

将棋と◯◯を組み合わせて〇〇の部分で商業化できないかというのはずっと考えている自分の中のテーマです。

古くからあるのは将棋教室ですが、最近流行りの将棋BARの他に以前記事にした将棋居酒屋や将棋cafeなんかは工夫次第で売れるんじゃないかと思っています。

将棋×登山とか将棋×釣りとか色々と考えを巡らせてみたところ、将棋×温泉にたどり着きました。

これはなかなかいけそうな気もしましたが、温泉に入りながら30分も将棋を指してると間違いなくのぼせます。

となると温泉を上がってからということになりますが、それだと将棋×旅館になっちゃって費用が跳ね上がります。
(これはこれで需要ありそうですけど。「斎藤慎太郎七段と行く、1泊2日の道後温泉将棋合宿ツアー」みたいな。)

やはり、そう上手くはいかないなと諦めかけましたがここで閃きます。

「足湯ならいけるんじゃね?」

足湯ならいくら居てものぼせる事はないですし、自然に対面で座ることができます。

また足湯に浸かっていると時間はだいたい10〜30分程度、将棋をするにはもってこいです。

足湯で疲れを癒しながら、他愛もない話をしたり、週末の予定を立てたりしながら将棋を楽しむ。

革新的アイデア!これは売れる!となったところで気づきました。

足湯じゃお金取れないじゃん。

温泉はお金を払って入るものですが、足湯というのは無料で入れる休憩所のような所でありまたそれが売りでもあります。

そりゃ一人100円とかでお金を取ることはできるでしょうが商業化には程遠いです。

とは言っても相性として将棋×足湯というのは悪くないでしょうし、要はお湯が出るところに将棋盤を置けばいいだけなので実現も難しくはないはずです。

さらに何かと結びつけることで受けるんじゃないかと期待に胸を膨らませています。

例えば、そうですね

将棋×足湯×おでん とか…?

ー本日の勉強ー
詰将棋 30問 棋譜並べ 0局 実戦 2局 (2敗 R2189→R2175)

指す戦法を絞る

私は大学在学中にかなり棋力が伸びたこともあり、後輩から「どうしたら強くなれますか?」と聞かれることがたまにあります。

その時は「指す戦法を絞るといい」と答えています。

私の場合大学に入ってから約2年間、アマ二段になるぐらいまでは棒銀一本でやって来ました。

矢倉に組まれても棒銀、四間に振られても棒銀、相掛かりでも角換わりでも棒銀。

来る日も来る日も部室で棒銀を指し続けました。
(飽きずに相手をしてくれた友人たちには感謝しております笑)

すると当然ながら経験値が溜まっていきます。

「ここでこの仕掛けは無理」とか「この構えには端攻めが有効」などの知識も付いてきますが、何より大きいのは「このぐらいの局面なら勝てそう」といったように形勢判断ができるようになります。

当然ながら勝てそうと思った局面から負けることもあるでしょうか、その度にしっかりと検討を行い「実際に良かったけどそのあと間違えた」のか「良いと思ってたけど本当は悪かった」のかを分析します。

前者ならより良い手を覚えて、後者なら自分の形勢判断が間違っていたということなのでそこを修正します。(駒得で良しと見ていたけど、実際は玉の堅さが大差で良くなかったなど)

この試行錯誤を繰り返すことでより正確な形勢判断ができるようになります。

これは棋力の両輪の片方、「大局観」が良くなることに他なりません。

また副産物としてその戦法への自信がついてきます。

上位者と指す時はどうしても臆病になりがちですが、「棒銀なら俺の方が詳しい」と思えることで精神面・序中盤においては互角で張り合えます。

一つ注意点として、こだわり過ぎないことです。

特に技術面において偏りが出てくる場合があるので、ある程度強くなったと感じたら他の戦法も試してみるのがおススメです。

ー本日の勉強ー
詰将棋 30問 棋譜並べ 1局 実戦 1局 (1勝 R2136→R2155)

 

 

 

右銀急戦が熱い

対抗形における先手番の急戦というのは選り取り見取りで、私も愛用している戦法があるのですが後手番となるとかなり話が違ってきます。

特に先手四間飛車の対策をどうするかというのはかなり悩ましいのですが、最近私が注目しているのが右銀急戦です。

右銀を繰り出して角頭を狙うというこの上なくシンプルな急戦ですが、これがなかなか奥が深く、特に囲いをどうするかというのが最大のポイントです。

上図は舟囲いそのままですが流石に薄すぎるのでもう一手は手を入れたいところです。

古くからあるのが42金と一つ寄った箱入り娘型

5筋に飛車が回れるのと、終盤51歩や52歩が効きやすいのが長所です。(54香や53歩が怖くない)
また進展性に優れており、局面が落ち着いた時に22玉〜32金上ないしは33桂〜21玉〜32金上の要領で自然に囲えます。
短所としては64歩同歩同飛に63歩と打てない、右側への脱出経路がないといったところでしょうか。

ここ数年注目を浴びているのが金無双型

瞬間的な堅さはかなりのもので、22角成同銀となった形で堅さを維持できているのも嬉しいところです
また左辺から攻められた時に41玉〜51玉のルートがあるのも心強い。
個人的に最も有力だと考えている囲いです。

先日大橋先生が連採されて話題になったのが左山囲い型
※elmo囲いという名称でも知られていますが、42銀31金型は昔から好形とされていたことと、某有名実況者様が左山囲いという名称を使っていてそれが気に入ったので本記事では左山囲いと呼びます。

金銀の連結が強く、特に飛車に対する防御力は一番でしょう。
41金右〜33桂〜21玉〜32金上と固められるので進展性も十分です。
箱入り娘型・金無双型に比べて一手多く囲いに手数がかかっています。

これらの囲いの違いで攻め方がどう変わってくるのか、膨大な時間がかかりそうですが長期的テーマとして少しづつ解明していきたいと思います。

ー本日の勉強ー
詰め将棋 30問 棋譜並べ 1局 実戦 6局 (4勝2敗 R2097→R2136)

対抗形で負けた

相居飛車はいいんですよ。

定跡に詳しいわけでもなく、どこから何が飛んでくるか分からないですから。

しかしですよ対抗形、振り飛車に対する急戦というのはそれで良くなる算段がついて仕掛けているわけでありまして。

それは過去の偉大なる先生方が残した定跡だったり、自分が時間を掛けて工夫を重ねた研究の一つの到達点なんですよ。

その優位を得るためにこれまでにどれだけの時間と情熱が注がれてきたか。

そしてその優位を得た局面から今まで自分はどれだけ負けてきたか。

その度にどれほど勉強して強くなってきたか。

今なおその局面から負けるというのは、過去の先生方や自分の努力に対する裏切りに等しいわけであります。

そしてそれはほんの少しの慢心によるものです。

恥ずかしい。

情けない。

ー本日の勉強ー
詰将棋 30問 棋譜並べ 1局 実戦 1局 (1敗 R2131→R2116)

菅井竜也先生

王位戦第7局が始まり、将棋ファンの皆さんは目が離せないところだと思います。

菅井先生について鮮烈に覚えているエピソードがあるのでその話をします。

菅井先生の地元岡山県では、お盆に菅井杯という大会が開催され、毎年賑わいを加速させています。

私も三年前から参加しているのですが、会場に着いて友人と話していると、3mほど先に菅井先生がいらっしゃってびっくりした思い出があります笑

菅井先生はファンとの距離が近くて大会中も感想戦に参加してくださったり、とても気さくな先生だと知りました。

そして一昨年の菅井杯にて。

大会も終わり、撤収までの間友人と10秒将棋を指していた時のことです。

後ろから「お疲れ様でした。」と声をかけられ、誰かな?と思って振り返ってみると、なんと菅井先生だったのです!

私が慌てて立ち上がって挨拶をしたのは言うまでもありません笑

菅井先生はその後、会場に残っていた人全員に声を掛けてから会場を後にされました。

何というかもう唖然として、こんな棋士が、こんな人がいるんだと…

それ以来すっかり人間・菅井竜也のファンです。

翌年の王位戦を見てからは棋士・菅井竜也の大ファンです。

角交換振り飛車をたまに指すようになったのもこの頃からです。

一ファンとして、菅井先生には王位でいてほしい。

そんな気持ちで第7局を見守っています。

ー本日の勉強ー
詰将棋30問 棋譜並べ1局 実戦1局 (1敗 R2143→R2131)

 

 

 

 

将棋BARがあるなら将棋居酒屋があってもいいじゃない

昨今の将棋ブームの影響を受けてか将棋の指せるBARが盛況のようです。

中でも梅田にある将棋BARは人気で、実際に行ってみた知人からの評判も概ね良好です。

確かに落ち着いた雰囲気のBARで、美味しいお酒を飲みながら将棋を指すというのは大人の嗜みという感じがして憧れるところがあります。

しかしもっと大衆的な、仕事帰りのサラリーマンが数人で寄ってわいわい出来るような「将棋居酒屋」があってもいいと思うのです。

和服姿で対局するタイトル戦は多くの人を引きつけますし、本気で上達を目指して勉強する将棋教室は全国で大変な人気だと聞きます。

「集中して全力で取り組む将棋」の魅力は重々承知していますが、それとは別に「笑いあい罵りあいながら指す将棋」というのも大変魅力的なものです。

将棋仲間数人で集まって「いやぁー」だの「ひえー」だの言いながら、横から「うっわ、酷い笑」だの言われながら指す将棋というのは、勝ち負け云々ではなくそれだけで楽しいものです。

勝った方が一枚ずつ駒を落としてみたり、四人いればリレー将棋が盛り上がります。

学生時代に将棋部に所属していた人なんかは多かれ少なかれそういう機会があったと思いますが、大人になって将棋を始めた人はそのような「不真面目な将棋」の楽しさを知らない人が多いんじゃないでしょうか。

四人で行って仲間内で指すもよし、一人で行って知らない人と将棋を指して話して仲良くなるのもよし。

多くの人に不真面目な将棋を楽しんでもらうための将棋居酒屋、あってもいいじゃない。

ー本日の勉強ー
詰将棋 30問  棋譜並べ 1局  実戦 2局(2勝 VSのためR変動なし)

大会に出ます

10/20(土)のアマ王将東海地区大会に出場します。

目的は大会で結果を残すことよりも、大会に向けて継続的に勉強することでの「勉強する習慣」の確立。
思えば最近、実戦はしても強くなるための勉強をしていなかったので、この機会に勉強する習慣を作り直したいと思います。

やることは詰将棋、棋譜並べ、実戦の三つ。
詰将棋は手元に7手詰ハンドブックの1,2があるのでそれを1日30問
棋譜並べは買ったっきりにしてあった横歩取り名局集から1日1局
実戦は将棋倶楽部24の早指2で1日1局

習慣の確立が目的なので難易度はかなり抑えてあります。

せっかくブログを立ち上げたので記事の最後にその日の成果を報告していきたいと思います。
早い話がサボり対策ですね(笑)

現在の棋力は24でR2084
1ヶ月前までR2300手前にいたことを考えると、とりあえずR2200までは戻したいところです。

さて気合は十分、頑張ります。