しばらく将棋を指すのを辞めます

昨日の将棋を検討した結果、自分の弱点がはっきりとわかりました。

「読みのリーチ」

しばらくの間対局を辞めてここを伸ばすことに専念します。

方法は知っています。

長手数の詰将棋

知っていたけど、辛いからずっと避けてきた道です。

大会は可能な限り出ます。

後は詰将棋と見て見ぬふりをしてきた序盤に向き合うこと

角道オープンの先手三間飛車や76歩84歩26歩からの相掛かりなどですね。

しんどいだろうけどやります。

時間がない。

33金型早繰り銀(16) ~先手37桂型.9~

↓前回の記事

第3‐26図から(b)33角と直接打ち込む手を見ていきます。

第3‐26図から
▲33角 △同銀 ▲31龍 △41金 ▲33龍 (第3‐29図)

33角以下は一直線の進行です。

角と銀2枚を交換し、43とと21龍の両方を54角の射程から逃した上図は先手が大成功に見えます。

後手の狙いはどこにあるのでしょう?

第3‐29図から
△48成桂 (第3‐30図)

この上なく忙しそうに見える局面でじっと48成桂と引くのが大胆な手

上図では41金・61金・82飛の守りが強力で後手玉に詰めろが掛かりません。

とは言っても先手玉もすぐには寄らないので、53とや74桂と包んで先手が攻め勝っていそうです。

第3-30図から
▲53と △58と ▲79玉 △68と (第3-31図)

ここで68同玉は77銀同桂59角79玉77歩成が78と同玉87角成以下の詰めろとなって後手の一手勝ちです。

第3-31図から
▲同金 △88銀 ▲同玉 △55角 (第3-32図)

88銀~55角が後手の狙っていた大技でした。

33の龍を抜いてしまえば後手玉の安全度が格段に上がります。

第3-32図から
▲79玉 △33角 ▲54と △39飛 ▲69銀 △86歩 (結果図)

54とは仕方のない所ですが86歩が詰めろで入った結果図は後手の勝ちです。

第3-30図から53とに代えて74桂と縛るのも本譜と同様に王手龍取りを掛ける筋で後手の勝ちが見込めます。

53とや74桂以外にも攻めがあるかもしれないのでこの変化ははっきり後手が勝ちとは言い切れません。

「先手の勝ちが見つからない」というのが現状です。

33金型早繰り銀を咎めたいプレイヤーの研究が待たれます。

第3-26図から(b)33角にも一直線に進めて難しい終盤戦になります。

以上で第3-24図から(1)68銀の変化を終わります。

続きます。

今日から指せる33金型早繰り銀講座

はい、こんにちはにっし~です!

33金型早繰り銀は何とも奥が深い戦法で、もうその魅力に惚れ惚れしながら研究する日々を過ごしております。

ただちょっと研究を深めるあまり記事の専門性が上がりすぎていることに気づいて、わたくし猛省中でございます。

33金型早繰り銀最大の魅力はその分かりやすさなのですが、そこが伝わっていないのはあまりにもったいない。

というわけで今回は細かい理論は無視した誰でも指せる33金型早繰り銀の戦い方を紹介していきます。

これを読めばあなたも今日から33金型早繰り銀マスターです。

※今回は局面図を全て先後反転にしています

手順① 33金型に組む

ここがいきなり最大のポイントです。

自分から角交換せずに、次に24歩と突かれるタイミングで33角と上がります。

これを見た相手は鼻息荒く同角成と取ってきますから、同金で1手得

33金型の完成です、やったね!

手順② 右銀を64目掛けて駆け上がる

小細工は一切必要ありません。

何も考えずに71の銀を64まで最速で持っていきます。

早繰り銀RTAです。

手順③ 素知らぬ顔で端歩を突く

仕掛けたいのをぐっと堪えて、一回だけ端を突いておきましょう。

ここはノータイムで突くと相手に仕掛けを警戒されるので、ちょっとふてくされた顔で15秒ぐらい考えてから突くのがおすすめです。

手順④ 75歩と突っ掛ける

もう準備は万端です。

囲い?後手は金銀3枚に守られた立派な居玉囲いです。

これ以上何もいりません、全力で仕掛けましょう。

~仕掛けてからのポイント~

壱.居玉を維持する

下手に42に上がったりすると当たりがきつくなります。

51が一番安全な地点なのでそこから動かないようにしましょう。

弐.いいタイミングで54に角を置く

33金型早繰り銀において54角は絶好の司令塔になります。

37桂と跳ねて桂頭を狙えるときなど、左右に利くタイミングで打てれば立派な33金型早繰り銀上級者です。

参.派手に戦う

これが一番大事です。

33金型早繰り銀は激しい展開になることがとても多いです。

その中で強く戦うことを恐れずに派手な将棋を楽しんでください。

飛車は82~22まで自由に動き回りましょう。

33の金は攻め駒です。
隙あらば4段目、5段目に進出して相手を押しつぶしましょう。

だいたいこんなところです。

これを守ってもらえれば藤井聡太とは行かなくても大橋貴洸ぐらいの勝率が期待できます。

それでは今日はこの辺で。

みなさん、よき33金型早繰り銀ライフを!!

33金型早繰り銀(15) ~先手37桂型.8~

↓前回の記事

第3‐24図から(1)68銀を見ていきます。

(1)68銀は中央に厚く備えて57とも消しているので自然な受けに見えます。

しかし明確な弱点が一つあって、それは「58銀に68玉と逃げられないこと」です。

後手はそこを考慮に入れて攻めを組み立てます。

第3‐24図から
▲68銀 △37桂 (第3‐25図)

37桂が俗手ながら厳しい攻め

39金には58銀の一手詰めなのでこの金は逃げられません。

これが68銀の弊害です。

第3‐25図から
▲21龍 △49桂成 ▲69玉 △22銀打 (第3‐26図)

22銀打はもったないようですが必要な投資

次に43角さえ間に合えばそれまでです。

例えば上図から23歩などは甘く、以下43角22歩成21角同と58金79玉69飛で後手勝勢となります。

先手の攻めを継続する手段として(a)16角(b)33角を順に見ていきます。

第3‐26図から
▲16角  △48成桂 (第3‐27図)

(a)16角は43角を防ぎつつ52金からの寄せを見ています。

対する48成桂は確実かつ最速の攻めですが、先手からの猛攻が見えています。

後手は耐えられるのでしょうか?

第3‐27図から
▲52金 △同金 ▲同と △同飛 ▲44桂 (第3‐28図)

52金からばらして44桂

上図となって飛車を逃げれば52金で詰みなので一見すると決まっていますが…

第3‐28図から
△62玉 ▲52角成 △73玉 (結果図)

飛車を見捨てて逃走するのが好手でなんとこれで後手が残しています。

例えば結果図から71飛72金81飛成とするのは、58成桂79玉69金88玉68金で後手の一手勝ち

71飛72金74歩82玉61馬は62金打

自玉の安全を優先して79玉21角88玉と逃げるのも39飛が詰めろ

いずれも後手の勝ちです。

後手は攻めの主役であった75銀と54角が玉周辺の強力な守り駒となっています。

一方で先手は飛車を渡すと39飛の一発で終わってしまうので攻めがかなり制限されています。

この辺りが直感と実際の形勢にずれが生じている原因でしょうか。

第3‐26図から(a)16角には48成桂と攻め合って後手の勝ちが見込めます。

↓次回の記事

赤旗名人戦徳島県大会に出てきました

昨日10/6、赤旗名人戦の徳島県大会に出てきました。

ちょっと市街地から離れたところであったので参加人数は控えめで、A級が二十数名

持ち時間は20-30で徳島ではお馴染みの方式です。

予選を2連勝で通過してベスト16

本戦1回戦は77金型早繰り銀が刺さって快勝

2回戦もかなり上手くやったのですが中盤の入り口で酷い読み抜けをして劣勢に

勝負勝負と迫り最後はなんとかまくったところで相手が時間切れ

準決勝も77金型早繰り銀

序盤でポイントを挙げて受けに回ったのですが受け損なってかなり危険な格好に

玉の顔面受けから踏ん張って、必死で受け続けて完切れに持ち込みました。

寄せに行って勝ちですが万に一つも逃せないので相手玉は見ずに一目散に入玉

27点法を活かした形で点数勝ちになりました。

そして迎えた決勝戦

勝てば念願の県代表、そして全国大会です。

戦型は後手の45歩型角交換四間飛車

右辺を制圧される間に玉頭に位を張りました。

中盤以降ずっと難しい戦いで少なくとも3回は逆転していると思います。

最後はこちらに勝ちがあったところで踏み込めずに負け。

もっともこれに関しては踏み込めなかったといより、踏み込んだ先の詰みが読み切れなかったという話なので単純に実力不足です。

なかなかの大熱戦だったのでまた後日精査して、簡単にまとめてみようと思います。

5月の棋聖戦が3位で、8月の最強位戦がベスト8、今回が準優勝です。

少しずつ結果は残せていますがまだ足りないです。

新しい課題も見えてきたので勉強方法を見直してまた頑張ります。

33金型早繰り銀(14) ~先手37桂型.7~

↓前回の記事

第3‐15図まで戻ります。

前回まで上図で22歩と受ける穏やかな展開を見てきました。

しかしここでは23歩成を受けない驚愕の手順が存在します。

33金型早繰り銀の中で最も激しい展開を見ていきましょう。

第3‐15図から
△35歩 (第3‐21図)

35歩が常識外の攻め

なんと言っても先手は23歩成と2筋を突破できるのです。

25歩~24歩と進んだ歩がそのまま23に成れることはそうそうありません。

むしろここで先手が45歩と怯むのは弱気で、以下86歩同歩同銀同銀同飛87歩に27歩と打たれてしまいます。

これは22歩と謝らなかったのが存分に活きています。

先手としても覚悟を決めて23歩成と踏み込むしかないようです。

第3‐21図から
▲23歩成 △36歩 ▲45桂 (第3‐22図)

36歩に同銀は同角33と27歩で後手良し

45桂と歩頭に跳ねるのが手筋で、同歩と取らせることで後の36角を消しています。

なお45桂に37歩成は53桂成28と54成桂で次に53角が厳しく残り先手優勢です。

第3‐22図から
△同歩 ▲33と △37歩成 ▲23飛成 △47と ▲43と (第3‐23図)

45同歩以降は一直線の攻め合いです。

43とは味の良い活用で次は53とよりも21飛成が厳しい攻めになります。

第3‐23図から
△76歩 (第3‐24図)

先手としてはこの後68玉~79玉と逃げるのが一番耐久力のある形です。

それを阻止すべく後手はぎりぎりのタイミングで76歩を利かしにいきます。

上図から(1)68銀(2)88銀(3)21飛成を順に見ていきます。

↓次回の記事

33金型早繰り銀(13) ~先手37桂型.6~

↓前回の記事

第3-16図から(2)35同歩を見ていきます。

なんとも堂々とした一着ですが、先手は余せると見ています。

第3-16図から
▲同歩 △86歩 ▲同歩 △同銀 ▲同銀 △同飛 (第3-18図)

後手は35歩を利かせたので銀交換に踏み切ります。

ここで88歩と受けるのは36歩75角37歩成86角に42銀が冷静な一手で後手良しです。

先手は甘い受けは許さません。

第3-18図から
▲87歩 △同角成 ▲同金 △同飛成 ▲98角 (第3-19図)

87歩は数が足りていませんが、先手を取るこの一手の受け

後手は当然同角成から踏み込みます。

対して98角が切り返しの攻防手

28飛の横利きが通っている+43に歩がいないという条件では、87飛成に98角が常にカウンターとなります。

第3‐19図から
△67龍 ▲58銀打 △78龍 ▲21角成 △32銀 ▲31馬 △36歩 (第3‐20図)

この辺りは一直線の進行でお互いに変化の余地がありません。

36歩が手筋の攻めで、同銀は46金が受かりません。

これを取れないのでは決まったようですが

第3‐20図から
▲42角 △62玉 ▲53角成 △72玉 ▲48玉 △37歩成 ▲同玉 (結果図)

42角~53角成で上部を厚くしておいて48玉がいい頑張り

結果図となっては先手玉は簡単に寄りません。

一方で先手も桂1枚しか持っていない為、後手玉に直接迫る手段はありません。

32銀・33金の塊を取りに行きたいところですが、34歩同金32馬などと安易に進めるのは、36歩から先手玉が寄ってしまいます。

先手が安全度を保ちながら上部を厚くする手段があるかどうかといったところで、結果図は難解としか言いようがありません。

長い終盤戦が予想されます。

第3‐16図から(2)35同歩は8筋からの突破を許しますが、手段を尽くせば先手玉はすぐに寄らず、難しい終盤戦を迎えます。

↓次回の記事

33金型早繰り銀(12) ~先手37桂型.5~

↓前回の記事

テーマ図Cから(b)47銀を見ていきます。

この構えが先手の最善形、ラスボスです。

ここから先はどこまで行っても難しく、今のところ「先手良し」「後手良し」の結論を出せていません。

先手が33金型早繰り銀を否定しに行くならこの局面から始めることになるでしょう。

そしてその先に先手良しが確立できなければ、それは33金型早繰り銀が戦法として成立していることを意味します。

現時点での私の見解を述べていきます。

テーマ図Cから
▲47銀  △75歩 ▲同歩 △同銀 (第3-13図)

47銀には54角を打たずに単に75歩が勝ります。

37角の隙があるので「角を持っていること」それ自体が先手の攻めを牽制している為です。

上図から48金と上がるのは54角として、テーマ図Cから(a)48金の変化に合流します。

同様に駒組を進める58金や38金、29飛などは全て54角と打って後手十分の戦いが見込めます。

したがって先手は上図から反撃します。

第3-13図から
▲24歩 △同歩 ▲25歩 (第3-14図)

十字飛車を狙って24歩~25歩の継ぎ歩攻め

45歩同歩同桂が利かない先手はここから行くしかありません。

第3-14図から
△54角 ▲24歩 (第3-15図)

54角についてはもう説明不要でしょう。

盤面全体を見渡す急所の位置です。

24歩と取り込んだ第3-15図、ここから後手は穏やかな展開と激しい展開を選べます。

穏やかな展開から見ていきましょう。

第3-15図から
△22歩 ▲45歩 △35歩 (第3-16図)

22歩は23歩成を受けて当然の一手です。

角筋を緩和する45歩にも35歩と突っ掛けて桂頭に傷を作りにいきます。

上図から(1)46角 (2)35同歩 を順に見ていきます。

第3-16図から
▲46角 △64銀 ▲35角 (第3-17図)

46角から35角は桂頭に傷を作らない指し方です。

次に56歩と突いて角が安定すると作戦負けなので、後手は角を取りに行きます。

第3-17図から
△34金 ▲44角 △同金 ▲同歩 (結果図)

34金で角の適当な逃げ場所がありませんがそれは先手も織り込み済み

44角と切り込んで結果図

先手は駒損ですが次に23歩成の確実な攻めがあります。

難しい形勢ですが、後手がやや忙しい局面と言えるでしょうか。

第3-16図から(1)46角とすれば結果図までは進みそうです。

↓次回の記事

33金型早繰り銀(11) ~先手37桂型.4~

↓前回の記事

第3‐2図に戻って(2)55角を見ていきます。

第3‐2図から
▲55角 △64銀 ▲66角 (第3‐5図)

55角に73歩と受けるのは74歩と合わされると結局64銀と手が戻ります。

そこで64同角同歩73歩成同桂74歩のような選択肢を与えるので、後手としては単に銀を引いた方が無難でしょう。

上図まで進んで先手は手番を渡しましたが、後手の銀を撤退させることに成功しました。

機を見て45歩の仕掛けを狙っています。

第3‐5図から
△72飛 ▲56歩 △75銀 (第3‐6図)

後手は盤上の角をいじめにいきます。

上図から55角は64銀66角75銀で千日手

先手が千日手を回避したらどうなるでしょう

第3‐6図から
▲57角 △86歩 ▲同歩 △同銀 ▲76歩 △77銀成 ▲同桂 △76飛 (結果図)

57角には78金が浮いている為、86歩同歩同銀が利きます。

歩得で銀を捌いた結果図は後手優勢

第3‐6図となっては先手からの打開は難しいようです。

したがって(2)55角は後手が望めば千日手に持ち込めます。

とここで締めてもいいのですが、折角なので後手からの打開策も考えてみましょう。

33金型早繰り銀特有の手筋がたくさん出てきます。

第3‐5図から
△35歩 (第3‐7図)

35歩、行くならここしかありあません。

54角と設置して1歩持ったら常に35歩が狙いとなります。

次の36歩を受ける手段として(α)45歩(β)26飛を順に見ていきましょう。

第3‐7図から
▲45歩 △同歩 ▲35歩 △46歩 ▲同銀 △44歩(第3‐8図)

46歩~44歩が歩を下げる面白い手筋

これで次の36歩を狙います。

第3‐8図から
▲34歩 △同金 ▲36歩 (第3‐9図)

先手は受けが難しいようですが34歩~36歩がお返しの手筋

これで桂頭の傷はひとまず消えました。

後手は73桂なども有力ですが…

第3‐9図から
△42飛 ▲26飛 △45歩 ▲35銀 △同金 ▲同歩 △46歩(結果図)

ここでも42飛のぶんまわしが面白い攻めです。

結果図から45歩には47銀49金36歩、43歩同飛44歩には33飛でどうか

11角成が厳しいようでも、21の桂には角の紐がついています。

結果図は後手の方がやや勝ちやすいように見えます。

第3‐7図から(α)45歩にはこのような展開が予想されます。

第3‐7図から
▲26飛 △34金 (第3‐10図)

(β)26飛と浮き飛車で受けるのには34金でじわっと圧力をかけておきます。

対して45歩には33桂が幸便で以下44歩に46歩のカウンターが決まります。

第3‐10図から
▲24歩 △36歩 ▲同銀 △24歩 ▲35歩 △25歩 (第3‐11図)

24歩の突き捨てには注意が必要で、単に同歩と取ると以下35歩同金24飛36歩44角で大捌きを食らいます。

36歩同銀と呼んでから24歩が正着で第3‐11図から29飛と引く手を消しています。

第3‐11図から
▲同桂 △36角 ▲34歩 △35銀 ▲29飛 △27歩 (第3‐12図)

なんとも派手な手順が続きます。

36角に同飛は25金39飛36桂で後手良し

35銀で44角を消して、27歩で飛車を抑えつつ桂取りです。

第3‐12図から
▲33桂不成 △22飛 ▲21桂成 △同飛 ▲22歩 △同飛 ▲33歩成 △24飛 (結果図)

33桂不成に22飛と今度は2筋まで飛車をぶんまわします。

結果図となって簡単ではありませんが、やはり狙いの分かりやすい後手の方が勝ちやすいと言えるでしょう。

(β)26飛には34金から飛車を圧迫して後手も十分戦えそうです。

第3‐5図からは35歩と千日手を打開する手も成立しています。

以上をもってテーマ図Cから(a)48金には54角~75歩と仕掛けて後手良しとします。

↓次回の記事

33金型早繰り銀(10) ~先手37桂型.3~

↓前回の記事

テーマ図Cを再掲します。

42玉型(テーマ図B)との大きな違いとして
①45歩~44歩が厳しくならない
②飛車が2筋まで通っていて、22飛や42飛が有効になりうる
の2点が挙げられます。また一方で
①駒組に進展性がない
②53歩が浮いている(86飛に75角の筋がある)
といった欠点もあります。

なお玉が51にいる為、33の金は「守り駒」ではなく「先手右辺を抑える駒」として働かせます。

場合によっては34金や44金として先手の飛角に圧力を加えていく展開も十分に考えられます。

54角を司令塔として先手左辺を突破するだけでなく、右辺から反発・制圧するような展開も視野に入れるのが指しこなすコツです。

テーマ図Cからは(a)48金 (b)47銀の二つの手が考えられます。

(a)48金から見ていきます。

テーマ図Cから
▲48金 △54角 (第3‐1図)

(a)48金には浮いている歩を狙って54角が有効になります。

上図で45歩と突くのは大悪手で以下同歩47銀42飛で将棋が終わります。

うっかりしやすい筋なのか、実戦では少なくない頻度で45歩と突かれるのでありがたく頂きましょう。

第3‐1図から
▲47銀 △75歩 ▲同歩 △同銀 (第3‐2図)

歩を支える47銀に75歩から進軍します。

次に86歩同歩同銀となれば8筋の突破が見えてきます。

先手としてはここで
(1)45歩:攻め合いを目指す
(2)55角:後手の攻めを牽制して受けに回る
の二通りの方針が考えらるので、順に見ていきます。

第3‐2図から
▲45歩 △86歩 ▲同歩 △同銀 ▲同銀 △同飛 ▲88歩 (第3‐3図)

(1)45歩は攻め筋としては有力なのですが、タイミングが一手遅れている上に44歩が後手玉から遠いため迫力に欠けます。

前記事の第2‐4図(下図)と比べると厳しさがまるで違います。

第3‐3図から
△35歩 ▲77銀 △82飛 ▲35歩 △87歩 ▲76歩 (第3‐4図)

35歩と今度はこちらを狙います。

54角・86飛の形で攻めるのは75角を気にしないといけないのですが、この場合は76飛が切り返しとなるので問題ありません。

8筋を突破されてはもたないので、先手は必死の防戦です。

第3‐4図から
△45歩 ▲87歩 △39銀 ▲38飛 △48銀成 ▲同飛 △42飛 (結果図)

45歩と戻すのは甘いようですが後手には狙いがありました。

39銀から削って42飛が気持ちの良い大転回

先手が7筋に駒を投資したので逆から攻めるのは理にかなっています。

結果図は後手優勢、3-4筋を絡めて攻められると受かりそうにありません。

また後の68玉と逃げる手には88歩がぴったりの退路封鎖になります。

第3-2図から(1)45歩はぬるく、後手からの攻めが厳しく刺さりました。

↓次回の記事