33金型早繰り銀(22)~先手早繰り銀.2~

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第4‐3図から(2)26飛を見ていきます。

26飛は一旦36の歩を守っておいて、良いタイミングで35歩と突こうという手です。

後手としては慌てて45歩と突くと37銀~46歩の仕掛けを与えるので、35歩を待ってからの45歩が呼吸です。

第4‐3図から
▲26飛 △52金 ▲68玉 △42玉 (第4‐6図)

52金は用心した手で、35歩には45歩でやはり後手良しです。

上図となってようやく先手は35歩の権利を得ました。

とは言え、ここから58金32玉79玉42金66歩などと固め合うのは、45歩37銀を利かせて75歩が直撃します。

後手から75歩という明確な攻めがある以上、先手は玉を深く囲うのは得になりません。

従って先手は第4‐6図から仕掛けることになります。

第4‐6図から
▲35歩 △45歩 ▲34歩 △同金 ▲37銀 (第4‐7図)

繰り返しになりますが、35歩を見てから45歩と突きます。

先手は銀を退却させられましたが、3筋の歩交換という成果を上げました。

後手はその代償を求めに行きます。

第4‐7図から
△22銀 ▲28飛 △35歩 ▲58金 △33銀 (結果図)

飛車が26に居ては当たりが強すぎるので28飛は致し方ありません。

しかし手の損得だけで言えば先手は37銀~46銀~37銀、28飛~26飛~28飛で四手損です。

後手はその四手を使って「厚み」を築き上げました。

結果図での形勢をどう見るか。

先手は1歩と角を手持ちにし、陣形はまとまっています。

後手は厚みで先手の飛銀を抑え込み、いつでも75歩から迫力のある攻めが見込めます。

個人的に後手持ちなのですが、私のかなり好きな展開であることも否めないので、「一局ながら後手番としては不満無し」ぐらいに留めておきます。

先手の早繰り銀には54角と設置して後手が十分に戦えます。

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