問題図を再掲します。
ここで66角が妙手です。
44の角が浮いているのと後手の71玉型に目をつけた手で、次に63桂不成で角の素抜きを狙っています。
後手は①角を逃げる手 ②角に紐をつける手 のどちらかがあれば簡単に受かるのですが、この局面では適当な受けがありません。
実戦の82玉は仕方のないところですが、63桂成66角72成桂同金66歩(下図)となって気持ち良く桂が捌けて先手優勢となりました。
あまり見ない筋ですが、30秒将棋でこれが見えたのは幸運でした。
なお実戦はこのあと65歩からの攻めに対応を間違えて逆転負け。
将棋は難しい。
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