将棋ソフトの勉強を始めます

将棋ソフトの発展は将棋界を大きく動かしました。

定跡の急速な変遷、形勢の可視化に伴う新たなファン層「観る将」の獲得、アマチュアによる序盤研究の信頼性の向上

数え切れないほどの恩恵を受けていますが、弊害も小さくありません。

特に「ソフト指し問題」と「評価値の神格化」は深刻な問題です。

前者については完全に解決することは不可能でしょうし、どこまで規制するのかをそれぞれの環境ごとに試行錯誤して決めていくしかないでしょう。

しかし、後者については世間の理解が深まることで解決が可能だと考えています。

今の段階で私が自信を持って主張できることは、評価値は局面に数値を与える関数であるが、それは「局面を変数とする一変数関数」ではなく「局面と探索局面数を変数とする二変数関数」であるということ。(厳密にはより多くの変数があるかもしれませんが)

即ち局面だけを載せて「この局面は+500で先手優勢」と主張するのは何の意味も持たないと言うことです。

当然ながら自分の理解としてその局面の評価値を知っておくことはある程度有用です。

それは自分が普段どれだけの探索局面数ないしは考慮時間を割いているのかを把握しているからで、言うなれば自分への信頼がその評価値の信憑性をある程度保証してくれます。

しかしこれを他者に主張する場合は全く話が違ってきます。

よくTwitterで「この仕掛けで先手が+300、ゴキゲン中飛車は終わっている」みたいな主張がありますが、これは先述した理由で全く意味を持ちません。

しかし現状はこの主張がまかり通っているように感じます。

そしてこの風潮が生み出す最大の問題がプロ棋士の権威の失墜です。

「将棋ソフトはプロ棋士を超えた」がスローガンのように唱えられ、プロの将棋は近年「最高峰として崇拝され手本とされるもの」から「レベルは高いがミスも多く評価されるもの」に確実に変わりつつあります。

このこと自体を悪いとは言いません。

ただ現在、YouTubeでプロ棋士の公式戦を1局まるごと解析して評価値を付けるような動画が大量にあります。

それも一手あたり2秒などという極めて少ない考慮時間で。

級位者が「羽生さんはこの手が良くなかった」などと言っているようなものですが、「評価値という絶対のもの」のもと、かなりの支持を得ています。

コメント欄には「ひどい将棋」「C2同士だとこんなものか」とまで書かれる始末です。

この現状はできる限り速やかに変える必要があります。

しかしそれをするには、今の自分は余りにも無知です。

これだけ偉そうなことを言っておきながら、「そもそも評価値って何?どうやって決めてんの?」と聞かれたら何も答えられません。

局面の探索方法や、最新の将棋ソフトは探索局面数に対してどの程度の信頼を置けるのかもわかりません。

将棋ソフトの勉強を始めます。

ー本日の勉強ー
詰将棋 20問 棋譜並べ 1局 実戦 0局
頭の休養日

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